iPS細胞の研究費 クラファン開始しました!
2年程前に、iPS細胞の研究を応援したいなーと思っていた時期がありました。
長らく通院、入退院を繰り返されていた患者様の最後を看取ったときです。
重症心不全、特に心臓の筋肉に異変を起こしてしまう心筋症という病気の患者さんは、心臓移植が唯一根本的な治療です。
心臓の働きをひとことで説明するとしたら、心臓に10帰ってきた血液を10送り出すこと。
心臓の筋肉が弱まり、血液を押し出すことができないと、10帰ってきても、5しか押し出せないのです。
送られなかった5の血液が心臓に溜まっていき、心臓の手前の臓器である肺の血管に血液が渋滞。
血管はパンパンになり圧がかかることで、血液内の血清という水分が臓器の中に染み出してきます。
これが肺に溜まると胸水と言って、呼吸苦が発生します。
心筋症の方が重症になると、少し動くだけですぐに胸水が溜まり息苦しくなります。
異常な心筋から不整脈も起こします。
心筋を移植するしか改善する方法がないのです。
iPS細胞は自分の細胞を増殖し、心臓の筋肉を再生し心筋シートを作ることができます。(めっちゃ簡単に説明してますけど!)
心臓の一部を自分の元気な筋肉に置き換えられるなら、心臓の力は改善するということです。(めっちゃ簡単に説明してますけどね!)
そして、大きな特徴としてすべての臓器の細胞を再生できるわけではありません。
細胞を再生する過程で癌化するリスクがあり、癌が発生しにくい臓器(心筋、角膜)には使用可能ということで、眼と心臓と限定されているのです。
眼も心臓もとっても興味深い臓器!
研究が少しでも進んで、治る希望のない患者様に新たな治療の可能性が生まれることを願います。
少しの行動ですが、研究の発展を願って、寄付を継続していきます!